ようこそ片隅へ・・・ ここは、文学の周縁と周辺を徘徊する場所。読書の記録と、文芸同人誌の編集雑記など。

2011年4月30日

BOOK・OFFで7,000円

じつは、生活の拠点を都内にかまえた。ちっちゃなちっちゃなアパートを借りたのだ。で、夜な夜な近所を散策しているわけだけれど、今日は足を伸ばして、東中野まで行ってしまった。
その途中で、BOOK・OFFを見つけて、立ち寄ったところ、これは!? と思う本があった。しめしめBOOK・OFFなら、さぞや安くなっていることだろうと、たかをくくった。ところが、BOOK・OFFもなかなかわかってきたようだ。
なので、ここはグッと我慢して、なにも買わずに帰ってきた。

さて、一方、今日は、我らの同人誌「木曜日」の〆切でもある。
ところが、私は全然書けていなかった。
書き出しは、以前書こうとしながら、お蔵におさめたものの書き出しをそっくり持ち出して、一応イメージは漠然とできているので、そのイメージに沿った場面をひとつ書いたころ、ぽつぽつと、同人たちからメール添付で原稿が届きはじめる。どうも、書こうとすると、届いて、割付とページ計算、カットなどで、拙作のほうがすすまない(という言い訳)。現実逃避に、自転車をこいで、ふたたび東中野のBOOK・OFFにお目当ての本を買いに出向いてしまった。

お目当ての本・・・。
だけですまないのだな。BOOK・OFFだというのに、どうして、4冊で7,000円も使えるかね???




最初に見つけたお目当ての本。コルタサル、世界幻想文学大系〈第30巻〉秘密の武器


この本は、そのシリーズが出たころに、溜息つきながら眺めたものだった。
これこそ、数百円で買えたらめっけものだったが、定価を超えていた。2500円。


レーモン・クノー、文体練習


いつか買おうと思いつづけていた本。
まぁ、以前のブログから話題にはしていたのだが、じつは持っていなかった。それが定価以下で売っていたので、買ってしまった。というか、ほかを見つけたから、勢いがついてしまったのでもある。
だって、すでに、内容はほとんど知っているわけで・・・。2,150円。


加田伶太郎全集


これは、無駄遣いといえる。だって、これを持っているのだから・・・。500円という安さにほだされてしまった。そう、加田伶太郎とは、福永武彦が探偵小説を書くときの別名。


アルフレッド・ジャリ、馬的思考


サンリオSF文庫がすでに伝説化している稀少本。一説によると、サンリオの本社にも、すでにないとか。
なかでも、この本は、かの「超男性(私が持っているのは箱入りのこっち)」「フォーストロール博士言行録」のアルフレッド・ジャリなのだ。
かつて、この本を中野でみつけときには、5~6,000円したと記憶する。それが、1,800円だったもので思わず買ってしまった。だけど、AMAZONで見ると、もっと安く出ているのだね。


明日、ようやくベッドが届く。今まで、寝袋をひとから借りていたのだ。ほとんど床に寝ているわけで、骨と皮しかない私には、固いところで寝るのは、じつにつらいのだよ。

さて、書かなきゃ。編集担当とはいえ、そうそう遅れるわけにはいかない。せめて、一週間で書かねば。

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