ようこそ片隅へ・・・ ここは、文学の周縁と周辺を徘徊する場所。読書の記録と、文芸同人誌の編集雑記など。

2011年5月28日

「木曜日」28号完成

下のとおり、「木曜日」最新28号が、さきほど届いた。
随時、送っていこう。

2011年5月19日

28号、もうじき完成と、「木曜日」27号同人誌評

昨日、印刷屋さんから校正原稿が届いたのだが、しっかり、チェックポイントもご指摘くださった。

またしても、フォントの不具合で、PDF化しながらも、埋め込みができていないフォントがあったのだ。仕方ないので、フォントを変更した。

また、巻頭言の漢詩のルビの位置が気に入らなかったので、こちらも作りなおした。
漢詩は漢字に問題があるから、これもまたフォントの不具合が生じやすく、そのためIllustratorで作りフォントをアウトライン化したうえでPDFにしている。なので、ルビを直したといっても、一度アウトラインにしているため、打ち直しで、少々手間がかかった。

仕事で使っている印刷屋さんは、安いけど、原稿に目をとおすなんてことは一切してくれない。その点、「木曜日」の印刷を請けてくれているところは、あの金額で、チェックしたゲラをデータではなく紙で送ってくれるのだから、ありがたい。
データではわからないのだ。埋め込みできなかったフォントだって、職場のPCでも見られていたから、てっきり大丈夫だと思い込んでいたのだから・・・。

2011年5月14日

追い求める男(J.コルタサル)

世界幻想文学大系〈第30巻〉秘密の武器」を読んでいるのだけど、全体的に面白いなかでも、「悪魔の涎」と「追い求める男」は面白くて、いや、「追い求める男」にいたっては、途中で涙がじんわり滲んだ、傑作だった。コルタサルといえば、「続いている部屋」に代表されるような、実験小説的なトリッキーなお話を連想しがちで、泣かされるなんて思っていなかった。

2011年5月13日

最近のこと―ボチボチ

近頃は、ボチボチと本が読めるようになってきた。コルタサルの「世界幻想文学大系〈第30巻〉秘密の武器」が、大層面白い。なかでも「悪魔の涎」と「追い求める男」は、岩波文庫の表題になっているけど、なるほど傑作だ。まだ「追い求める男」を読みかけなんだけどね。

それから、同時進行で「残雪研究」3号も、ボチボチ読んでいる。


2011年4月30日

BOOK・OFFで7,000円

じつは、生活の拠点を都内にかまえた。ちっちゃなちっちゃなアパートを借りたのだ。で、夜な夜な近所を散策しているわけだけれど、今日は足を伸ばして、東中野まで行ってしまった。
その途中で、BOOK・OFFを見つけて、立ち寄ったところ、これは!? と思う本があった。しめしめBOOK・OFFなら、さぞや安くなっていることだろうと、たかをくくった。ところが、BOOK・OFFもなかなかわかってきたようだ。
なので、ここはグッと我慢して、なにも買わずに帰ってきた。

さて、一方、今日は、我らの同人誌「木曜日」の〆切でもある。
ところが、私は全然書けていなかった。
書き出しは、以前書こうとしながら、お蔵におさめたものの書き出しをそっくり持ち出して、一応イメージは漠然とできているので、そのイメージに沿った場面をひとつ書いたころ、ぽつぽつと、同人たちからメール添付で原稿が届きはじめる。どうも、書こうとすると、届いて、割付とページ計算、カットなどで、拙作のほうがすすまない(という言い訳)。現実逃避に、自転車をこいで、ふたたび東中野のBOOK・OFFにお目当ての本を買いに出向いてしまった。

お目当ての本・・・。
だけですまないのだな。BOOK・OFFだというのに、どうして、4冊で7,000円も使えるかね???