ようこそ片隅へ・・・ ここは、文学の周縁と周辺を徘徊する場所。読書の記録と、文芸同人誌の編集雑記など。

2011年1月12日

購入本2011/1/12

買った、というより正しくは、買っちゃった。
他にも、色々読んでみたい気をそそる本が色々あったけど、グッと我慢して、これ一冊にとどめておいた。

このタイトルで、なんとまぁ山本タカトがカバー絵。山本タカトはじつは画集を一冊持っているくらいだから、けして嫌いではないが、作者名を見なければ、けして買わなかっただろう。ちょっと安っぽく見える。


西條八十だよ。あの西條八十の「女妖記」という短篇連作小説集。
ちょっと吃驚でしょ。
などといいつつ、私が西條八十といってまっさきに思い出すのは、「人間の証明」、ジョー山中、すなわちあの麦藁帽子の詩ぐらいなのだけれど・・・。

本の後ろについた説明が下のとおり。
出逢った女性たちとの遍歴を描いた知られざる自伝的小説集。女掏摸、虚言癖、金髪美人など様々な《女妖》――魔性の妖気に翻弄され、惹かれていく自らの不条理な心理を艶やかな文体で回想する。永井荷風竹久夢二中山晋平生方敏郎嶋中雄作などの知友も登場、昭和初期の風俗を活写する。半世紀を経ての復刊・初文庫化。       <解説>高橋洋一
きっとこれもストローハット・・・???


ところで、どうやら今発売中の「メフィスト」2010.VOL.3で、笠井潔が「バイバイ、エンジェル」にはじまる矢吹駆シリーズの新作を完結したようだ。私は、「サマー・アポカリプス」がお気に入りだが、「サマー・アポカリプス」によって、シモーヌ・ヴェイユをしり、ヴェイユにはまったのだった。矢吹駆は、これまでヴェイユをはじめ、ハイデガーレヴィナスフーコーなどに、現象学をもって挑んできた。さて今度はだれに挑んだのか。
完結したなら、直に本になるだろう。楽しみ。私が今も継続して次が出るのを待っている唯一のシリーズもの、それが矢吹駆シリーズ。おなじ笠井潔でも、例えばヴァンパイア戦争シリーズにしても、なんにしても、読んでいない。

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