ようこそ片隅へ・・・ ここは、文学の周縁と周辺を徘徊する場所。読書の記録と、文芸同人誌の編集雑記など。
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2011年5月14日

追い求める男(J.コルタサル)

「世界幻想文学大系〈第30巻〉秘密の武器」を読んでいるのだけど、全体的に面白いなかでも、「悪魔の涎」と「追い求める男」は面白くて、いや、「追い求める男」にいたっては、途中で涙がじんわり滲んだ、傑作だった。コルタサルといえば、「続いている部屋」に代表されるような、実験小説的なトリッキーなお話を連想しがちで、泣かされるなんて思っていなかった。